バスケットボール部について

 私たち川越東高校バスケットボール部は、日本一の広さを誇る体育館で、全国大会、関東大会を目指して毎日たくさんの仲間と真剣に練習に取り組んでいます。創部当初は少ない人数でしたが、一時期は3学年で100人前後部員がいることもありました。そんな大人数の中でお互いに切磋琢磨しながら、バスケットボールプレイヤーとして、また1人の人間として成長できるよう日々活動をしています。現在部員は2年生13人、1年生21人の計34人です。AチームとBチームに分かれていて、入れ替えもあります。

目的

 

 部活動は、競技の知識や技術だけでなく、豊かな心を養う場でもある。部員11人が、自ら目標を掲げ、自ら考え、先頭に立って実践していく生徒に成長してほしいと思う。その中で、時には大きな壁にぶち当たることもあるだろう。大切なのは、その壁をいかに強い気持ちで乗り越えられるかである。自らが強くなる必要がある。個々の強さはチームの強さへとつながっていく。「体」の強さだけではなく、苦境を乗り越える「心」の強さを身につけていこう。その先に待っているものは大きな「自信」だ。「自信」のある者は失敗を怖れずにチャレンジすることができる。チャレンジをしなければ失敗も成功も得られない。部活動の中では皆が主役である。その舞台で演じられなければ意味がない。皆が日々チャレンジをし、豊かな人間性を養っていくこと、それが「成長」へとつながり、やがて「成功」へとつながっていく。

 高校生は社会へ出るための準備期間でもある。同じ目標を持った者がその目標に向かってよりよいものを造りあげていく。それはこれから進むべき人生の中で就職する企業や団体で行われることと同じである。礼儀、生活習慣、自主性・積極性といったこれからの人生で必要になってくるものを身につけていくことが、このチームに所属することの目的である。

 

 

 

チームの約束事

 

◎練習で大切にすること

 

1APPLICIATION:感謝

 

 この恵まれた環境でバスケットボールができることを当たり前と思ってはいけない。学校のすべての先生方、チームメイト、そして誰よりも自分の親に感謝の心を持ち、それを表すこと。バスケットボールができる喜びを感謝の気持ちで伝えること。

 

 

 

2ENTHUSIASM:情熱 熱意

 

 練習には200%の情熱を持って打ち込むこと。どんなに退屈な反復練習も全ては試合で勝つためであること、辛いことや大変なことを乗り越えることが人を成長させ、また強くさせる。

 

 

 

3COMPETITIVENESS:競争心

 

 お互いが良いチームメイトであり、良いライバルであること。競争力のない集団に「強さ」は育たない。部活動に関するあらゆる場面で1番になること。自分自身との闘いでもある。

 

 

 

4UNSELFISHNESS:自己中心的にならないこと

 

 バスケットボールはチームスポーツである。わがまま勝手はチームの輪を乱す。チームメイトに思いやりの心を持ち、仲間を11人大切にすること。

 

 

 

5ACCOUNTABILITY:説明責任

 

 自分のために成長すること、チームのために活躍するためにはアクションを起こさねばならない。日々の練習での様々な場面で、試合に向けてどんな技術が必要なのかをしっかりと理解して臨めるようにすること。ただやみくもに練習するのではなく、考えながら練習をすること。バスケットボールは瞬間的な状況判断が必要なスポーツなので、説明責任はとても重要である。

 

 

 

 

 

 

 

◎学校生活で大切にすること

 

1STUDY:勉学

 

 教育目標の通り、「文武両道」を実践すること。成績のふるわない生徒、提出物がきちんと出せない生徒は活動停止、退部勧告の措置もありうる。

 

 

 

2LIFESTYLE:生活習慣

 

 規則正しい生活を送ること。よく食べ、よく寝る習慣を身につけること。心と体が共に健康であると、勉強でも部活動でも良いパフォーマンスが出せる。

 

 

 

3PUNCTUALITY:時間を守る

 

 バスケットボールは時間に始まり、時間に終わるスポーツ。切り替えの速さなどが競技に大きく影響してくる。決められた時間を守り、切り替えを早くすること。

 

 

 

4RESPONSIBILITY:責任

 

 「自由」という言葉があるが、その裏には必ず「責任」という言葉がある。勉強、生活習慣、部活動。11人がチームの代表であることを自覚して日々の生活を送ること。それぞれがチームの顔である。チーム全体が賛辞を受けるような行動を心がけよう。

 

 

伸びる選手の10ヶ条

 

1.自立している選手

 

 (日々の生活で、朝起きることや片付けなど自分のことは自分でできる)

 

2.親が部活動に理解がある

 

 (親は応援して励ましてくれるが、決して逃げ道ではない)

 

3.時間を守れる選手

 

 (大変な事も前向きにできる)

 

4.向上心、練習意欲のある選手

 

 (明確な目標を持って取り組める)

 

5.素直さ、謙虚さ、勤勉さのある選手

 

 (真面目に根気強くでき、言い訳をしない)

 

6.部活動に対する意識、研究心、学習能力を持つ選手

 

 (あらゆる事を吸収しようという姿勢が備わっている)

 

7.基礎体力を身につけ、専門体力を伸ばせる選手

 

 (基礎体力の上に必要な技術が積み上げられる)

 

8.自己管理能力が高い選手

 

 (怪我や病気をしないのも一流選手の条件)

 

9.細心かつ大胆なプレーをする

 

 (小さいことを大切にし、勇気をもってチャレンジでき、結果だけ気にしたりしない)

 

10.報恩、感謝の気持ちを持つ選手

 (周りで支えてくれる人のおかげであると理解し、同じように他人を支えられる)